不規則な勤務をうまく活用

看護師や介護の仕事は、女性の仕事とも言われるくらい女性が多く活躍しています。
しかし、その仕事内容はとてもハードで、いろんな人間関係が複雑に絡み合っていたり、人々の命や健康を慎重に観察していかなくてはならないので、精神的にもストレスの多い仕事です。
実際に看護師や介護福祉士で仕事をしている人たちの半数ぐらいが精神的な悩みを抱えているとも言われるほど過酷なのです。
そんな過酷な仕事の中、さらに過酷な夜勤という業務もあります。
夜勤は病院や介護施設によって若干の違いはありますが、前の日の夕方から次の日の朝までの仕事です。
そういった夜勤のある仕事をしながらでも、家事と仕事、育児などを両立させている人もいます。
そういった人はどのようにして両立させているのでしょうか。
まずは、不規則な勤務の特性を活かしている人が多いです。
不規則な勤務形態がゆえに、休日が休みの日もありますが、平日が休みになる日もあります。
平日の休みは平日にしかできない家事や業務などをこなします。
病院や銀行などは土曜も開いていますが、土曜は混んでいるところがほとんどです。
一日頑張れば月曜日は比較的空いているので、月曜日に診察してもらうなどといった形です。
銀行もATMは土日でもやっているところもありますが、窓口は平日しかやっていないところがほとんどです。
こういった平日でなければできないような仕事は、平日の日中空いている時間にこなします。
また、こういった複雑な勤務体系の職場は、勤務表を作成する前に勤務希望というものを提出します。
子供の行事があったり、どうしてもこの日は家庭のことをしなければという日は、許される限り指定された日に休みを取ることができます。
休みが難しくても、その時間帯に勤務する勤務から外してもらうことができます。
また、ある程度年をとって夜勤など不規則な勤務がきつくなってきたら、希望すれば日勤だけや夜勤だけといった働き方もできます。
いろんな工夫をしながらうまい具合に仕事と家庭を両立させる人が多いのです。